学習者用デジタル教科書の整備率は8.2% 文科省・学校情報化実態調査

文部科学省は、毎年実施する「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」の令和元年度速報値(2020年3月1日時点)を公表した。教育用コンピュータ1台当たり児童生徒数は4.9人/台(前年度5.4人/台)、普通教室の無線LAN整備率は48.3%(同41.0%)だった。また、今年度初めて調査した学習者用デジタル教科書の整備率は8.2%だった。

本調査は全国の公立学校33,219校(小中高校、特別支援学校等)におけるICT環境の整備状況と教員のICT活用指導力について調査するもの。普通教室の大型提示装置整備率は前年度比7.0ポイント増の59.2%、統合型校務支援システム整備率は同6.8ポイント増の64.3%だった。

都道府県別で見ると、佐賀県が教育用コンピュータ1台当たり児童生徒数(1.8人/台)、普通教室の大型提示装置整備率(90.9%)、学習者用デジタル教科書整備率(25.3%)、指導者用デジタル教科書整備率(96.1%)で最高となった。

調査結果や都道府県別の数値は文部科学省HPから閲覧可能。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1420641_00001.htm

20.09.01news1

学習者用デジタル教科書の整備率(2020年3月1日時点)