総務省「異能vation」プログラム2022年度 選考結果を発表

株式会社角川アスキー総合研究所は、総務省『異能vation(イノウベイション)』プログラム2022年度の選考結果を発表した。角川アスキー総合研究所は同プログラムの業務実施機関を務めており、総務省とともに事業を推進している。

『異能vation』は、ICT(情報通信技術)分野における“技術課題への挑戦”や“課題解決に向けた各種アイデア”を公募し、選出者に官民一体となった支援を行う総務省プログラムだ。9年目となる今年度は、2022年6月20日~8月22日の期間、募集を行った。

「破壊的な挑戦」部門は同プログラムのスーパーバイザー、「ジェネレーションアワード」部門は協力協賛企業および団体による厳正なる審査を経て、「破壊的な挑戦」部門チャレンジャー16名、「ジェネレーションアワード」部門の分野賞4件、そして企業特別賞62件が決定した。

「破壊的な挑戦」部門は、ICT分野において破壊的価値を創造する、奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援する。新型コロナウイルスの世界的な蔓延による新たな生活に希望をもたらし文明の転換点となるような、そして社会や産業における大変革をもたらすような課題に対し、失敗を恐れずに果敢に挑戦を行うような提案を募集した。

今回、「破壊的な挑戦」部門では、下記のチャレンジャーを決定した。

■選考結果(以下敬称略)
『個人所有できる公道を自走可能な小型4輪EV形態を持つ乗用人型変形ロボ「ファイバリオン」』石田 賢司
『これからメタバースで新たに生まれると予見される仕事にフォーカスした障害者の就労プロジェクト』小野 克樹
『コマッピング〜どこでも楽しめるインタラクティブなプロジェクションマッピングの開発〜』鴨居 達明
『微生物という情報を運搬する空気場の構築』小嶋 凌勢
『ReadRing Scanning Braille Display』Songpakorn Punong-ong
『光学的コンピュータ断層撮影機構を備えた3Dデジタル顕微鏡の開発』谷 重喜
『データをリハビリの羅針盤にする!世界のヘルスケアを塗り替える“リハビリマップ(remap)”の開発』田脇 裕太
『紙から構成可能な使い捨てロボットハンドの開発』手塚 蒼太
『治療体験をエンターテイメントへ TherapeiaVR』新嶋 祐一朗
『磁器質タイルの現場焼成による目地なしタイル空間の創出』二瓶 雄太
『生き物のように跳躍するテンセグリティボールロボットの実現』服部 祥英
『口だけでモビリティ操作 筋電位コントローラー』濱田 浩嗣
『あらゆる形状に被覆可能で配線不要なロボット用触覚センサ基盤「FabSense」の開発』皆川 達也
『ウニを知り、人を知る』谷口 俊介
『全ての病院・診療所にMRIを』八代 了
『時代に訴えかける「からくり釣銭機」の開発』吉村 宇生

22.12.1news3 

株式会社角川アスキー総合研究所・プレスリリースより