視力1.0未満の割合が小中高で過去最多に 文科省調査

文部科学省は11月28日、「令和4年度学校保健統計調査」の結果を公表した。

文科省では、学校における幼児,児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的として,学校保健統計調査を昭和23年度より毎年実施している。

調査結果によると、健康状態調査に関して、裸眼視力1.0未満の者の割合は、小学校で3割を超え、中学校では約6割、高等学校では約7割と、いずれも過去最多となった。また、むし歯(う歯)の者の割合は、小学校・高等学校で4割以下、幼稚園・中学校では3割以下となっている。

発育状態調査に関して、身長の平均値は、ほとんどの年齢層で平成13年度頃まで上昇し、その後横ばい傾向だった。また、体重の平均値は、ほとんどの年齢層で平成18年度頃まで上昇し、その後横ばい傾向。肥満傾向児の割合は男女ともに小学校高学年が最も高く、特に男子は8歳以降1割を超えている。一方、痩身傾向児の割合は、男女とも10歳以降は約2%~3%台となっている。調査結果の詳細はURLから確認できる。
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01283.html

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画像は「令和4年度学校保健統計調査」(文科省)から。