三井物産、在日ブラジル人およびインドからの留学生向け大学奨学金制度を創設
三井物産株式会社は7月23日、在日ブラジル人およびインドからの留学生を対象にした大学奨学金制度を創設したことを発表した。多様な価値観を活かしてイノベーションを生み出し、多文化共生社会を実現できる人材を育成する。
「世界中の未来をつくる」を社是に掲げる三井物産は、事業活動でも社会貢献活動でも、人材育成にグローバルに取り組んでおり、これまでにも在日ブラジル人学校小・中・高校生への奨学金給付(2009年から合計5,455名)、「三井物産インドネシア奨学基金」の設立(1992年から合計52名)、「三井物産貿易奨励会」を通じたアジアからの留学生の支援(1989年から合計434名)などに取り組んできた。
今回は、グローバルサウスの主要国であり、同社と事業活動でのつながりも深いブラジルとインドの学生に、日本の技術や文化を学ぶ機会を提供する。
在日ブラジル人向けの奨学金は、在日ブラジル人学校あるいは国内公立高校3年生のうち、4年制大学への進学を予定する者、および日本国内の4年制大学に在籍する大学1年生、最大4名/年に、年間最大120万円を大学修了まで給付。
インドからの留学生向け奨学金は、インドSenior Secondary Schoolの生徒または卒業生(20歳未満)2名/年に、年間約600万円を5年間(日本語学校での語学研修+大学4年間)給付する。
グローバルに活躍する人材を育成し、両国の発展に寄与したいとしている。
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