多摩美大とE.F.E、水発電技術に関する産学共同研究成果を発表

学校法人多摩美術大学(東京都世田谷区、理事長:青柳 正規、学長:建畠 晢)は、同大プロダクトデザイン専攻の学生3名と、有害物質を排出しない画期的な発電技術「水発電技術」を開発したE.F.E株式会社との産学共同研究の成果を、第11回企画展「水発電のアドバンスデザイン展」にて発表する。

この産学共同研究は、同社の水発電技術を使った持続可能な未来の社会を目指し、グローバルなデザインチームを結成してデザイン提案を行ったもの。

ENECTRONは塩水2.6リットルを入れるだけで簡単に発電ができる発電機。有毒ガスや有害物質を排出しないため室内でも安全に利用することができ、次世代のエネルギーとしても注目されており、防災、アウトドアでの利用だけでなく、太陽光パネルと比較しても天候や時間関係なく発電ができる点も特徴。

中国、オーストラリア、日本という国籍の異なる学生が、循環社会の実現に向け様々なシーンの調査分析から考案した水発電プロダクトは世界視点での発電途上国に向けた“暮らしの不便を無くす発電と灯り”、マグネシウムと塩水のみで発電可能な利便性とポータビリティに焦点をあてた“アウトドアツールの発電コアとモジュール展開”、画期的技術と製品特徴の環境配慮をアートとして啓蒙する“水発電のプロモーションになるコンセプトアート”と方向性の異なる3つのアドバンスデザインが示された。

Z世代のクリエイターであるプロダクトデザイン専攻の学生が、今の地球における環境問題に向き合った画期的提案を見ることができる。

展示は東京ミッドタウン内の『多摩美術大学 TUB』にて、1月18日(火)〜22日(土)まで開催される。

22.1.14news3

多摩美術大学のプレスリリースより