千葉大生が京葉銀行の取引先企業に対してSDGs教室を開催

国立大学法人千葉大学の環境ISO学生委員会と株式会社京葉銀行は、2017年度より協同でecoプロジェクトを実施しており、SDGs達成に向けた取り組みを行っている。その一環として、今回、京葉銀行の取引先企業である創販株式会社に対し、学生がSDGs教室を開催した。

千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクトでは、毎年複数の企画を実施している。その中の1つが、県内の企業に向けてSDGsや環境配慮に関する情報を伝えることで、企業のSDGsや環境への取り組みを促進させることを目的にした「千葉大生とともに考える 企業のための環境ゼミナール」だ。

「企業に対するSDGs教室」は今年度開始した新企画で、「自分たちの会社でどのようにSDGsに取り組んだらよいかわからない」、「他の企業はどんな取り組みをしているのか知りたい」、「社内にはない新鮮な意見を聞きたい」、「若い世代の意見を聞きたい」といった思いを抱える企業に対して、学生がレクチャーする。

第一号として、創販株式会社に対して、全2回の教室をオンラインで実施した。第1回ではSDGsの各目標の内容を説明した後、千葉大学や他企業での取り組みについて紹介。第2回では、以下の10の提案を行った。

1 現在の仕事の中からSDGsを発見しましょう

2 地域活動で社会に貢献しましょう

3 会社見学、インターンを積極的に行うことで教育の機会を提供しましょう

4 サステナブルな職場環境を作りましょう

5 社員を大切にする取り組みについて今あるものを見つけ、足りないものは作りましょう

6 また社員だけでなく家族の健康、幸せも考えましょう

7 男女平等な採用、労働環境を整えましょう

8 不特定多数の人へ、SDGs達成に向けた活動をアピールしていきましょう

9 地域の方々、ご来訪者へ、SDGs達成に向けた活動をアピールしていきましょう

10 就職活動をしている学生へ、SDGs達成に向けた活動をアピールしていきましょう

その後のディスカッションでは、SDGsに取り組むことは学生から魅力的な会社として見られるのか、社員を大切にした休暇制度などを設けている会社は実際に就職の基準の一つになるのか、学生はどんなSNSを活用しているのか、といった企業側の疑問に対して、学生の視点で回答した。

21.10.1news2

国立大学法人千葉大学・プレスリリースより