Amazon、子どものデジタルデバイスの利用と子育てに関する調査発表

アマゾンジャパンは5月26日、「子どものデジタルデバイス利用に関する調査」の結果を発表した。タブレットを子ども専用に用意する流れが加速していること、高学年の子どもの保護者の7割以上が幼少時からのデバイス活用の必要性を認識していることなどが明らかになった。

子ども個人の専用としている人が最も多かったデバイスは「タブレット」(32.7%)、「ゲーム機」(31.9%)、「スマートフォン」(22.8%)という結果だった。さらに2019年に行った同様の調査と比較すると、2019年ではタブレットを渡していたのは20.8%と、今回の結果と比較して10ポイント以上の開きがあり、タブレットを子ども専用のデバイスとして渡す流れが加速している。また、2020年以降に子ども専用のタブレットを渡した人は39.1%だった。

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子どもにデバイスを渡した結果、保護者が気付いた利点は、未就学児は「子どもが飽きずに使い続けられる」、「子どもの好奇心が広がった」(いずれも50.5%)、「子どもが新しいことに興味を持ちだした」(44.7%)という結果だった。一方、高学年の子どもは「子どもが飽きずに使い続けられる」「子どもの自宅での時間が充実した」(いずれも41.3%)、「子どもの好奇心が広がった」(36.4%)となった。

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保護者として目標としたい、子どもの1日あたりのデジタルデバイスの利用時間をみると、「まったく使わせたくない」と答えた人が平日で20.9%(2019年)から14.4%(2021年)、休日で15.2%(2019年)から8.7%(2021年)と、いずれも減少傾向にあることが明らかになった。

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子どもの学齢別に子育てに対する価値観を見ると、「コロナ禍において、子育てや育児に関する価値観が変化した」と回答した保護者は、未就学62.1%、低学年53.9%、高学年52.9%だった。このうち73.3%が「もともと子どもにデジタルデバイスを渡すことは懐疑的だったが、渡したら良い気づきがあった」と回答している。さらに、「今後、デジタルデバイス活用は不可欠のため小さい時から使いこなせるようにしたい」(未就学67.5%、低学年68.9%、高学年73.3%)と回答する割合が高くなり、幼少期からのデジタルデバイス活用の重要性が認識されていることが伺える。

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同調査は4月23日~26日に、20代~40代の日本全国の3歳から小学校高学年の子どもを持つ男女618名に、インターネット上で実施された。調査内容の全文は、Amazon ブログ Day Oneに掲載している。

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