イマドキ新入社員の意識調査 「無理なく業務に取り組みたい」が過半

日本能率協会マネジメントセンターは10月27日、新入社員とその育成に関わる上司や先輩社員の計2,068名に対して実施した、「イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2021」の結果を公表した。

2020~2021年に入社した新入社員は、指導に関しては例年同様、「できている点を褒めてもらいたい」の回答割合が多くなった。また、「指導の意図が納得できれば行動改善につながる」と回答した新入社員は62.1%で、指導者側には感情よりも論理的な指導を期待していることがわかった。

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新入社員が「仕事に求めている条件」は、1位「自分らしい生活を送る」、2位「仕事環境の心地よさ」、3位「お金を多く稼ぎよい生活を送る」だった。特に仕事環境の心地良さは、上司・先輩のランキング結果と比べて2.2倍と大きな差があった。

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また、自分自身の成長については、「一時的に業務の負荷や労働時間が増えても挑戦したい」よりも「無理のない範囲で業務に取り組みたい」の方が54.4%と上回り、程よく自分のペース(距離感)を保つことが新入社員にとって重要だということがわかった。

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同調査は、2020~2021年に入社した新入社員1,020名と、新入社員の育成に関わる上司・先輩社員1,048名に対し、2021年6月にインターネットを通して実施された。

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