学校で外部サポートの活用が進まない理由、「予算が足りない」がトップ 民間調査
学校の働き方改革を支援する株式会社トモノカイは8月8日、学校における外部サポート(民間企業や団体が提供するサービス)の利用状況に関する調査の結果を発表した。
調査は7月、全国の国公立・私立の中学校および高校に勤務する教員を対象に実施。400名から回答を得た。
これまで外部サポートを利用したことがあるか尋ねたところ、51人が「ある」、47人が「活用しようとしたことはあるができなかった」あるいは「検討が進んでいない」と回答した。
「ある」と回答した人に、サポートの内容について尋ねたところ、「部活動運営・指導の委託」が62.7%で最多。「授業補助スタッフの派遣」(31.3%)、「放課後の生徒の指導支援」(23.5%)「探究学習などの授業支援」(21.6%)と続いた。
「活用しようとしたことはあるができなかった」と回答した人に、その理由について尋ねたところ、「予算が足りない」(57.4%)が、2位の「指導やサポートの質に不安がある」に20ポイント以上の差をつけて1位となった(画像参照)。
実際、外部サポートの活用が進むためには何が必要と思うか全員に尋ねたところ(複数回答可)、「サポートに費やせる学校予算の増額」(62.8%)が、「文科省や自治体の推進」(50.0%)や「学校ごとの裁量の拡大」(47.8%)を抑えて最多となった。
この結果を受けて、教員の負担軽減や教育の質向上のためにも、学校予算の増額が必要であるとしている。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000005633.html
トモノカイ プレスリリースより