「コロナ禍におけるメディアリレーション」テーマに公開授業 社会情報大 

社会情報大学院大学 広報・情報研究科は、同学の松林薫客員教授による公開授業を開催する。日本経済新聞社で長く記者としての経験をもつ松林氏は、『記者の行動原理を読む広報術』を月刊広報会議で連載執筆をするなど、報道機関と広報の関係性について研究をしている。

本授業では、Withコロナによって変化したメディアリレーションについて考えていく。今年、リモート取材が一般化し、記者としてもニュースソースとして広報への依存度が高くなったと言われている。また、従来から企業や役所の発表に頼りがちな日本のマスコミに対して、発表ジャーナリズムに陥りがちとの批判も向けられてきた。ただ近年では、「調査報道」を重視する機運が高まるも、そこにコロナ禍が水を差す形にもなったと、松林氏は述べている。 

2021年、広報担当者によるメディアリレーションのあり方にどのような変化が生じるのか。広報が記者との良好な関係を築くためには、どのような姿勢が必要なのか。広報担当者にとって考える契機になることだろう。同授業は、12月27日(日)11時からの開催。オンラインでの受講が可能となっており、大手企業の広報担当者はもちろんのこと、メディアに注目されたいスタートアップ企業の経営者も知っておきたい内容になるだろう。当日は、同学の広報・情報研究科での学びや研究についても紹介がある。お申込みはこちらから。

https://www.mics.ac.jp/events/20201227/

20.12.17news1

画像はイメージ。Photo by shironagasukujira/Adobe Stock