集まらずに実習できる医療向け「多接続リモートVR臨床システム」開発

ジョリーグッドは8月17日、物理的に一つの場所に集まらずに一対多のVR臨床実習を可能にする「多接続リモートVR臨床システム」を開発したと発表した。 

現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、全国各地の医療施設で高度な医療技術が求められている。しかし、その医療技術を学ぶための医療学会も、新型コロナの影響で医師を集めてのリアルな開催ができなくなっている。中でも、コロナ重症患者向けの人工肺ECMOや救命救急の治療は、必要性が高まっている一方、習熟度を上げるための経験値を積むことが難しく、より効率的な臨床教育のニーズが全国各地で高まっている。

「多接続リモートVR臨床システム」は、講師の医師と臨床体験を積みたい医療従事者が、どこか一箇所に集まることなく、治療スタッフそれぞれの360°視野を、どこからでもVRで一斉に臨床学習できる、次世代型医療教育システム。オンライン講義の中でVRによる臨床実習を一斉に提供することで、講義に参加している全員が、手術室などの治療現場に全員で立ち会っているかのようなヴァーチャル臨床体験を実現する。

また今回の開発に伴い、ジョリーグッドは日本臨床救急医学会と共同で、8月27日(木)に医療業界初の全国7拠点の病院と会場を「多接続リモートVR臨床システム」で繋ぐ、遠隔VR医療セミナーを実施する。セミナー講師は、ジョリーグッドが医療VRの開発を共同で行ってきた日本医科大学の横堀將司教授と、ECMOの第一人者である済生会宇都宮病院救命救急センター長、小倉崇以氏ら。

セミナー参加の申し込みは以下より。

https://share.hsforms.com/1TkpFgkiCQk-uS8JFhcCYNw31q8t

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