学校の通信環境に不満を感じる教員が6割以上

インターネット回線事業を手掛ける株式会社ITSUKI(イツキ)は2月13日、教員を対象に行った、「学校現場におけるICT活用と通信環境の実態調査」の結果を発表した。

GIGAスクール構想により教育の情報化が急速に進む中、その現状と課題について調べた。

調査は1月、全国の小中学校および高校に勤務する教職員を対象に実施。331名から回答を得た。

授業にICTを用いる頻度について尋ねたところ、「毎日」が46.2%でトップ。「週に3~4回」(18.7%)、「週に1~2回」(11.5%)と続き、教員の4人に3人が、少なくとも週に1度はICTを用いて授業を行っていることが判明した。

授業にICTを用いると回答した人(n=287)に、具体的に何に用いているか尋ねたところ、トップ3は「デジタル教材や動画の視聴」(73.5%)、「授業中のリサーチ」(53.3%)、「共同編集可能な資料の利用」(37.3%)となった。

授業にICTを用いると回答した人に、学校の通信環境に不満を感じることがあるか尋ねたところ、「はい」が62.0%。「いいえ」(38.0%)を大きく上回った。

「はい」と回答した人(n=178)に、特にどのような点に不満を感じるか尋ねたところ、「複数人が同時使用すると通信速度が低下する」が62.4%でトップ。「通信速度が遅い」(47.2%)、「接続が頻繁に途切れる」(34.8%)と続き(画像参照)、通信の速度や安定性に課題があることが判明した。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000138383.html

ITSUKIプレスリリースより