滋賀大、近江鉄道と連携協定を締結 電車・バスの利用データを分析し乗客増、地域活性化に向け助言

滋賀大学は5月23日、近江鉄道株式会社と連携協定を締結した。

経済学部およびデータサイエンス学部が、近江鉄道が運営する公共交通機関の利用状況を調査・分析。乗客の増加や沿線地域の活性化に向け、助言を行う。

滋賀大の経済学部は、前身である彦根高等商業学校(1923年開校)も含めると100年以上の歴史を持つ。「近江商人」で知られるように、古来より経済活動が盛んな地域性を活かして、教育研究に取り組んでいる。

一方、データサイエンス学部は2017年、経済学部の情報管理学科を学部に格上げする形で開設。現在でこそデータサイエンスに特化した学部は珍しくないが、当時は日本初であった。

両学部の専門的知見を活かして、近江鉄道が運営する鉄道やバスの利用状況を研究。外国人旅行者を含む乗客の増加や、観光の活性化に向け、アドバイスを行う。

今年度は調査・分析に専念し、来年度以降、具体的な提案や活動を行っていくとしている。

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