大学生の生成AIの用途、最多は「就職活動」 民間調査
新卒採用サービス「OfferBox」を提供する株式会社i-plugは6月4日、大学生と企業を対象に行った、生成AIの活用に関する調査の結果を発表した。
調査は今年5月に実施。2025年3月卒業予定の大学生613名と、新卒採用を実施する企業266社から回答を得た。
大学生に、ChatGPTなどの生成系AIや、それを搭載したサービスをこれまでに活用したことがあるか尋ねたところ、60.5%が「ある」と回答した。
「ある」と回答した大学生に、何に活用しているか尋ねたところ(複数回答可)、「大学の授業や課題/研究におけるアイデア出し」(38.8%)「同リサーチ」(33.4%)を抑え、「就職活動」(45.8%)が最多となった(画像参照)。
就職活動に活用していると回答した大学生に、具体的にどのように活用しているか尋ねたところ(複数回答可)、「エントリーシートや履歴書の添削」(73.5%)と「同作成」(47.1%)がトップ2となった。
一方、採用選考(面接)においてエントリーシートや履歴書の提出を学生に求めている企業に、生成AIやそれを搭載したサービスの使用に対して対策を行っているか尋ねたところ、行っているとの回答は1.2%にとどまった。
対策を行っていると回答した企業に、その方法について自由記述で尋ねたところ、「事前にChatGPT等を活用し、使用学生の回答を作成、類似回答をピックアップする」などが挙げられた。企業にとっても採用活動において生成AIをいかに活用するかが重要であると言える。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000041771.html
i-plugプレスリリースより