京都芸術大学大学院、オンライン授業を活用した新専攻を設置

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学大学院(京都市左京区)は、2023年度に「芸術専攻」「芸術環境専攻」「芸術専攻(通信教育)」の3専攻を設置すると発表した。

京都芸術大学大学院は、キャンパスでの対面学習による小人数のゼミ指導を行う「芸術専攻(対面学習)」、京都・瓜生山キャンパスや東京・外苑キャンパスなどでの集中授業と遠隔授業とを併用した「芸術環境専攻(対面+オンライン学習)」、そして通学0日、完全オンラインで修了まで学べる「芸術専攻(通信教育)(完全オンライン学習)」の3つの専攻に改編する。院生それぞれの環境にあわせた学びのスタイルで修士研究を進め、社会のさまざまな場に、芸術の専門的な知見と技倆を身につけた人材を送り出す大学院を目指している。

今回の改編の背景として、近年、芸術系の修士課程に対する社会的な関心が高まっている。ビジネスシーンにおいては、デザイン思考・アート思考が注目されていることに加えて、芸術修士号の取得を期待されることも珍しくない。さらに、コロナ禍において学びの意義が再認識され、オンライン学習も浸透した。

京都芸術大学大学院では、志願者の増加とその多様な志向に対応するために、対面学習とオンライン学習の双方のメリットを生かしつつ、大学院生それぞれの環境にあわせた学びのスタイルで修士研究を進められる3つの専攻を設けることとなった。美術作家の輩出にとどまらず、社会のさまざまな場に、芸術の専門的な知見と技倆を身につけた人材を送り出す大学院を目指している。

22.6.20news1

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学・プレスリリースより