履修証明プログラム、2022年度の1年間で9,314人が受講、6,703人が修了 文科省調べ
文部科学省は10月11日、2022年度における大学の教育内容・方法の改革状況に関する調査の結果を発表した。
調査は全国の大学(短期大学、専門職大学、専門職短期大学、2022年度に学生の募集を停止した大学を除く)を対象に実施。781校から回答を得た。内訳は、国立が86校、公立が96校、私立が599校。
2017年度から各大学に策定・公表が義務付けられた「3つの方針」(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)について、その達成状況の点検・評価を通じ、大学教育の質の向上に取り組んでいる大学は92%に上った。
しかし、課程共通の考え方や尺度を策定している大学は74%、学修状況の分析や教育改善を支援する体制を構築している大学は66%、全学的な教育目標とカリキュラムの整合性を検証する全学的な委員会を設置している大学は49%にとどまった。
各大学において更なる取組みが必要であるとしている。
また、大学の社会貢献を促進するとともにリカレント教育の普及を図るべく2007年に創設された「履修証明プログラム」について、2022年度の実績は、開設大学が207校(27%)、受講者が9,314人、証明書交付者(修了者)が6,703人だった。
2018年度は開設大学が168校(22%)、受講者が5,002人、証明書交付者(修了者)が3,460人であったので、 取組みが着実に進んでいることが明らかとなった。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://www.mext.go.jp/content/20241011-mxt_daigakuc01-000038093_1.pdf
Image by beysim (Adobe Stock)