東京学芸大こども未来研究所 STEM教材を全国小中学校に贈呈

NPO法人東京学芸大こども未来研究所は7月30日、アマゾンウェブサービスの支援を受け、小中学校へのSTEM教材の贈呈を開始したと発表した。小学校向けのプログラミング教材と中学校向けの技術教材を、まず関東近県の学校に贈呈。教員研修や授業サポート、イベント開催にも取り組む。

東京学芸大こども未来研究所はおもちゃ王国とヴィットハート、東京学芸大学との4者で、学校や家庭におけるSTEM(科学、技術、エンジニアリング、数学)教育の普及プロジェクトを推進。教材開発や販売、研修会、教材を用いた「活用力コンテスト」の開催等に取り組んできた。

小学校向け教材の「プログラミング未来」は、信号機の仕組みからプログラミングの初歩を学ぶ。中学校向け教材の「TECH未来」は動力伝達の仕組みやギヤシステムとプログラミングを学ぶもので、技術・家庭科用に開発した。今回の取り組みでは、2つの教材をまず15校に贈呈する。

研究所の取り組みの詳細は公式ホームページから。

https://codomode.org/

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教材を贈呈された東京都葛飾区立東金町小学校の河村校長(左)

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東京都葛飾区立東金町小学校でのプログラミング教材教員研修の様子