Inspire High、渋谷区と連携協定を締結

株式会社Inspire Highは3月26日、渋谷区教育委員会と連携協定を締結した。今後、渋谷区内の全公立中学校に、Inspire Highが提供する同名の探究学習プログラムが導入される。

渋谷区は、グローバル社会で活躍できる自律した学習者を育むべく、2024年度から文部科学省の「授業時数特例校制度」を活用し、区内の全区立小中学校で午後の時間を総合的な学習の時間「シブヤ未来科」に充てることにしている。

探究学習を実現する上では、子供たちが自ら問いを見つけていくきっかけづくりや授業を行う教員への支援が欠かせない。そこで今回の連携協定に至った。

Inspire Highの探究学習プログラムは、オードリー・タンから詩人の谷川俊太郎まで、各分野の第一線で活躍する世界中の大人たちのビデオ講演を視聴し、その中で出題される「答えのない問い」に、全国の生徒と意見を共有しながら挑戦するというもの。2024年4月からは、生徒一人ひとりの個人探究を支援する新たな機能も追加される。

渋谷区教育委員会の五十嵐俊子教育長は、「Inspire Highプログラムでの『多様な大人との出会いの機会』は、探究で問いを立てるときのきっかけの一つになる。もっと知りたいという探究心や、こんなことをしてみたいという創造力が生まれ、子どもたちの心に灯が灯り、学びが駆動していくことを期待している」と語った。

 

締結式の様子。Inspire Highプレスリリースより