桐蔭横浜大学が2023年4月に「現代教養学環」新設、9月に入試実施

桐蔭横浜大学(神奈川県横浜市、学長:森 朋子)は、2023年4月に「現代教養学環」を新設と発表した。

文部科学省に届出を済ませ、同省の要項に則り、学生募集を開始する。

桐蔭横浜大学は幼稚園・小学校・中等教育学校・高等学校・大学・大学院を持つ学校法人桐蔭学園が設置する高等教育機関で1988年設立。法学部、医用工学部、スポーツ健康政策学部で構成される。

今回新設が発表された現代教養学部は同大学で初めてとなる総合教養系の学士課程(学部相当)。

学部の垣根を超えた学部等連携課程であり、入学者選抜は独自に実施される。「地域社会学」「マーケティング学」「国際コミュニケーション学」「心理学」「サスティナブル工学」の5つの専門コースがあり、コースは入学後に、幅広く学んだあとで選択する。

同学環の教育の特徴は人文・社会科学と工学の複眼的視点から現代社会の諸課題を読み解く文理融合のカリキュラム。サスティナブル工学コースでは、ペロブスカイト太陽電池の研究と開発で世界的に著名であり、ノーベル賞候補としても期待されている宮坂力・特任教授も授業を担当するという。

第1期生の定員は70名で、総合型・推薦型・一般入試(共通テスト利用含む)で選抜されることが決定しており、総合型選抜の第1回は今年9月に実施され、その後10月・12月にも実施予定。推薦型入試は11月に実施される。

桐蔭横浜大学学長の森朋子氏は「VUCAの時代を生き抜く新しい課程です。桐蔭学園の新しい大学教育で第1期生になろうという意欲を持った受験生に期待しています」と語っている。

22.7.29news2