経団連が大学の役割や大学教育改革のあり方等を提言

経団連は1月18日、経済界が期待する Society 5.0における大学の役割や大学教育改革のあり方等について提言する「新しい時代に対応した大学教育改革の推進-主体的な学修を通じた多様な人材の育成に向けて-」を公表した。

同提言では、Society 5.0において大学に求められる役割として、「各大学は生き残りをかけて、自らの機能や特徴、強みを活かした差別化戦略や独自性、ブランド戦略を強化すべき」とし、そのためにディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)、アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)の「3つのポリシー」の確立・実践を挙げている。 

また、新しい時代への対応に向けて経済界が期待する大学教育改革として、①教育内容の不断の見直し、②大学教育における質保証の強化、③「仕事と学びの好循環」の実現、④今後重視すべき教育内容(7分野・表参照)、⑤ハイブリッド型教育の実現、⑥産学官連携による人材育成といった項目に分類。このほか、新しい時代に対応した大学教育の実現に必要な規制・制度改革として、①大学設置基準の見直し、②ガバナンス改革、③外部資金の獲得拡大、を挙げている。提言の詳細は下記を参照。

https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/003.html

22.1.20news1

提言「新しい時代に対応した大学教育改革の推進-主体的な学修を通じた多様な人材の育成に向けて-」<概要版>経団連HPから抜粋