研究基盤協議会、産学官による研究基盤のプラットフォーム化を目指す

一般社団法人研究基盤協議会(所在地:東京都目黒区 代表:江端新吾(東京工業大学教授))が新たに設立された。同協議会は今まで約2年、任意団体として研究・政策提言などの活動実績をもとに、全国の大学の関係者を中心に新たに社団法人化したものだ。

世界の中における日本の研究力の低下が指摘される中、政府において日本の研究力を支える研究基盤の重要性の議論がなされている。同協議会は、研究基盤に関する知見を日本全体で蓄積・共用・展開することにより、自立したサステナブルな研究基盤システムの構築と発展に貢献することを目指している。研究基盤のプラットフォーム化を目指すことを目的とし、令和5年4月より産学官の会員募集を開始した。

すでに民間企業(株式会社島津製作所、日本電子株式会社、株式会社日立ハイテク)が特別賛助会員として入会し、会員大学も続々と入会している(2023年10月現在、会員大学数 16校、会員数169名、賛助会員企業数3社)(会員大学:大阪大学、大阪公立大学、岡山大学、沖縄科学技術大学院大学、金沢大学、群馬大学、鳥取大学、東京医科歯科大学、東京工業大学、東北大学、長岡技術科学大学、名古屋工業大学、宮崎大学、山口大学、琉球大学、早稲田大学)。

2024年1月には、「研究基盤EXPO2024」を文部科学省と共催で開催。同イベントは「持続可能で強靭な社会の実現は研究基盤から!」をテーマに、研究環境改革をオールジャパンで推進する機能強化ハブとして、会員と共に議論を展開するものとなる。

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「研究基盤EXPO2023」における第2回研究基盤協議会シンポジウム(一般社団法人研究基盤協議会・プレスリリースより)