山形大学 地域での学びを重視、課題先進地で起業家人材を育てる

起業や新規事業のテーマとして重要なものの一つが、社会課題・地域課題の解決だ。そのために必要な「地域を巻き込んだアントレプレナーシップ人材育成」の先進例として注目される山形大学アントレプレナーシップ教育研究センターの取り組みについて、小野寺忠司教授に聞いた。

地域課題をビジネスに変換する
ソーシャルアントレプレナーを

小野寺 忠司

小野寺 忠司

山形大学 アントレプレナーシップ教育研究センター 教授
1982年、日本電気株式会社入社。PC開発リーダーに従事し、NEC PCの企画・開発責任者となる。2012年にNEC執行役員、Lenovoエグゼクティブディレクターに就任。2017年にNEC、Lenovoを退職し、山形大学国際事業化研究センター長・有機材料システム事業創出センター長に就任。イノベーション創出やアントレプレナー教育、経営人材教育などを手掛け、数年で16社のベンチャーを創出。2018年より現職。

山形大学アントレプレナーシップ教育研究センターは、アントレプレナー(起業家)や企業・団体内で新規事業を興すリーダーとなるイントレプレナーの育成を目的とし、中高生から大学生、社会人までの幅広い層に向け、教育・人材育成から事業化支援まで一気通貫のプログラムを実施する。センター自らも山形発のイノベーション創出拠点であるため、大学内の組織ながら独立採算で活動している。

(※全文:2026文字 画像:あり)

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