これからの高等学校施設の在り方について、文科省が改訂案を提言

文部科学省は「学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議」において、高等学校施設の在り方や、施設整備指針の改訂案について検討してきた内容を報告書として取りまとめ、5月18日に公表した。

高等学校では近年、特色化・魅力化等の新時代に対応した高等学校改革が進められ、2022年度からは、主体的・対話的で深い学びの実現をはじめとした新学習指導要領が実施される。あわせて、ICT環境の整備やインクルーシブ教育システムの構築なども求められている。

報告書「これからの高等学校施設の在り方について ~特色・魅力ある教育と生徒の多様な学びを支える環境づくりを目指して~」では、今後の高等学校改革などの動きを捉えた高等学校施設のビジョンとして、更に充実を図るべき視点を示すとともに、それを踏まえた施設整備指針の改訂案が提言された。 

(1)特色・魅力ある高等学校づくりの推進、(2)生徒の主体的な学習活動の支援、(3)情報化や国際化の進展への対応、(4)安全、ゆとりと潤いの確保、(5)地域の人材育成、生涯学習の場としての役割やまちづくりへの配慮の5つの観点から、施設整備指針をまとめた。

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