千葉大学、リーダーとして活躍する女性研究者ロールモデル集を発刊

千葉大学は、国際的な研究活動を促進し、研究リーダーとして活躍している女性研究者9名をロールモデルとして紹介する「研究者ロールモデル集 Progress」vol.1を発行した。千葉大学グローバル・ダイバーシティ研究者育成事業(令和2年度 文部科学省 科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)」に採択)の一環として、若手女性研究者が研究リーダーとして活躍する姿をイメージできるよう、リーダーとして活躍する女性研究者をロールモデルとして紹介する取り組みの一つだ。vol.2は、2022年3月発行を予定している。

創刊の背景として、千葉大学は2005年に女性研究者の研究と家庭生活の両立のための取り組みをスタートし、当時15.5%だった本学全体の女性研究者比率は、2021年には21.8%へ増加した。学内の環境整備は少しずつ進んできたが、今でも「リーダーは男性が務めるべき」「女性は子育てを優先すべき」「若手には任せられない」「自分にはできない」などといった無意識の偏った思い込みにより、若手や女性の研究者が、チャレンジすることを諦めてしまったり、活躍の機会が閉ざされてしまったりする状況がある。

今回のロールモデル集では、千葉大学で活躍する9名の研究者を紹介。どの研究者も困難な状況に出会っても、前向きに自分の研究を続け、仲間と助け合いながら、新たな道を切り拓いている。ロールモデル集は以下のウェブサイトで公開中。

https://www.gakuzyutsu.chiba-u.jp/diversity2020/rolemodel/index.html

22.1.31news2

国立大学法人千葉大学・プレスリリースより