大手企業の約半数が目標管理手法にMBOを採用 OKRは1割に満たず
パフォーマンスマネジメント支援を手掛ける株式会社アジャイルHRは8月21日、企業における目標管理の実態と課題に関する調査の結果を発表した。
調査は2月から3月にかけて、全国の従業員500名以上の企業に勤務する会社員を対象に実施。1,124人から回答を得た。
所属企業は目標管理を行っているか尋ねたところ、全体の83.0%にあたる933名が「行っている」と回答した。
「行っている」と回答した人に、所属企業が採用している目標管理の手法について尋ねたところ、「MBO」が約半数の48.1%で最多となった。なおMBOとは、期初に会社の目標を個人にまで配分し、期末に目標の達成度に基づき人事評価を行う方法。
「自社独自の目標管理」(19.2%)、「現場運用」(16.5%)、「プロジェクト単位での目標管理」(9.5%)と続いた。各人が主体的に目標を設定し、人事評価とは連動させない「OKR」は6.6%にとどまった。
所属企業がMBOを採用していると回答した人に、その効果について尋ねたところ(複数選択可)、「今期やるべき事や必達すべき数値目標が明確になる」が57.0%で最多。「会社のビジョンや経営層の目標・ミッションなどが明確になり浸透しやすい」(45.9%)、「何をすべきかを自分で考え、自分で目標設定ができる」(36.3%)と続いた。
一方、課題について尋ねたところ(複数選択可)、「形ばかりになっており、形骸化している」が31.4%で最多(画像参照)。「毎年同じような目標を立てており、発展性がない」(30.1%)、「目標がほぼ決められてしまい、やらされ感が強い」(27.8%)と続いた。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000040235.html
所属企業が目標管理手法にMBOを採用していると回答した人に、その課題について尋ねた結果。アジャイルHRプレスリリースより