女子美とフェリス女学院大、連携協定を締結

女子美術大学とフェリス女学院大学は11月7日、連携協定を締結した。

女子美は相模原、フェリスは横浜にキャンパスを構える。神奈川を拠点とする女子大学という共通点と、片や美術・デザイン、片やリベラルアーツという異なる専門の両方を活かし、学生や教職員の協働を推進する。

女子美は1949年設立。前身の「私立女子美術学校」(1900年)から数えると120年以上の歴史を有する。女性のための美術大学としては日本最古。「芸術による女性の自立」を掲げ、芸術学部と美術研究科の1学部1研究科にて、女性の美術家、デザイナー、美術教育者を育成している。

一方、フェリスは1965年設立。文学部、国際交流学部、音楽学部の3学部体制を取り、リベラルアーツ教育に取り組んできた。2025年にはこれらを改組し、1学部3学科体制に移行、リベラルアーツ教育をさらに進化させる予定。

美術・デザインとリベラルアーツをかけ合わせることで、正解が1つでないグローバル化と多文化共生の時代に必要な、複数の学問分野を融合させ解決策を導く力を涵養したいとしている。

締結式の様子。中央左が小倉文子・女子美学長、中央右が小檜山ルイ・フェリス女学院大学長。女子美プレスリリースより