1人1台端末の配布、公立高校で進まず Studyplus調べ

スタディプラス株式会社は6月1日、2021年4月23日〜5月7日の間に全国の高等学校の教科主任を対象として「1人1台端末」整備状況やデジタル教材の導入状況に関するアンケート調査を行い、その結果を公表した。

同調査によると、「1人1台端末の整備状況」は、全体で「高校1〜3年生の全学年が1人1台配布済み」との回答は2割弱にとどまった。また、公立高校に限ると約7割が「1人1台配布していない」との回答であり、多くの公立高校ではまだ配布も開始していない状況である一方、私立高校では「1人1台配布していない」との回答は36%であり、公立と私立の間で1人1台端末の整備状況に明らかな差があるとしている。

また、1人1台端末を配布している場合の費用負担者については、公立高校では64%が「設置自治体負担」、3割が「保護者負担」となり、都道府県ごとの方針によって負担者が分かれている。一方、私立の場合は、ほぼ全て保護者負担となっていた。

なお、「配布端末を生徒は毎日持ち帰るのか」「都道府県ごとのICT整備状況の違い」「デジタル教材の検討状況」など、その他の調査結果を全て閲覧できる完全版資料は、下記リンク先から申込みが可能。

https://form.run/@studyplus-survey

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1人1台端末の費用負担に関して。画像はプレスリリースから。