ソニーグループ、教育格差縮小に向けたプログラムの評価結果を公表

ソニーグループ株式会社および特定非営利活動法人放課後NPO アフタースクールは、国内の教育格差縮小に向けた取り組みとして連携して行っている「感動体験プログラム」において、第三者組織による2020 年度の社会的インパクト評価を実施し、評価結果を発表した。第三者評価の結果、「感動体験プログラム」の満足度は児童、学童担当者含め全体的に高く、子どもの創造性や好奇心の向上に寄与しているという成果等が認められた。

「感動体験プログラム」とは、ソニーが国内における教育格差縮小に向けた取り組みとして2018 年に開始したプログラムだ。放課後の学童、地方や離島の小学校、子ども食堂などにおいて、ソニーの技術やコンテンツを活用したSTEAM分野の多様なワークショップを実施し、子どもたちに感動体験を届け、創造性や好奇心の向上を目指している。

ソニーと放課後NPO アフタースクールは今回、「感動体験プログラム」において特定非営利法人 ソーシャルバリュージャパンによる第三者評価を実施した。同プログラムの社会的インパクト評価を継続的に行うことで、より効果的なプログラム構築を目指すとともに、その事業成果を発信することにより、子どもの創造性や好奇心などの非認知能力の養成による教育格差是正の可能性について社会全体での検討につなげることを目指している。

「感動体験プログラム」について、参加者アンケートでは、ワークショップを通じて発想力や創造力の向上、活動の楽しさや新規性への高評価などの結果を得ている。一方で「学童運営との整合性」や「プログラムの効果の持続性」といった課題もあらためて見えてきた。今回の評価結果を踏まえ、ソニーおよび放課後NPOアフタースクールは、子どもたちの能力向上や教育格差解消に向け、今年度より約半年にわたる中・長期のプログラムの実施を展開している。これからも子どもたちに「感動」を届け、創造性や好奇心を育む機会を提供するとともに、教育格差縮小に向けた効果的なプログラム開発を展開し、その有効性評価の効果測定と発信に取り組んでいくとしている。

22.1.18news1

ソニーグループ株式会社・プレスリリースより