地方移住×転職のアンケート調査 4割が「転職後に年収が上がった」

株式会社カケハシ スカイソリューションズは、各業界の転職環境やキャリア形成について、専門家への独自取材に基づいた情報を届ける『転職hub(ハブ)』にて、25~59歳の男女2万人を対象に「地方への移住と転職に関する調査」を実施した。

調査の結果、移住にあたって「転職した」人が44%、「転職せずに移住した」人が36%で、転職した人の割合が多くなっている。転職後の業種について聞くと、「転職前と同じ業種に就いた」という人が40.3%で一番多くなった。しかし、「転職前と違う職業に就いた(農林水産以外)」と答えた人も38.2%に上り、移住を機に業種そのものを変えた人も多いことがわかった。

年収については、43.0%の人が「転職後に年収が上がった」と回答。29.6%の人が「年収に変化がない」という結果となり、「年収が下がった」と答えた人は27.4%にとどまった。また、「年収が下がっても、その分生活費が下がった」と答えた人が21.0%で、年収の増減だけでは測れない生活費との変化のバランスも調査から判明した。「年収は増えたが、生活費が上がった」18.8%、「年収に変化はなく、生活費が上がった」8.6%、「年収が下がり、生活費が上がった」6.4%と、地方に移住しても車の維持費などで生活費が上がったと答えた例も見られる。

地方移住で感じたメリットの1位は「通勤ラッシュなど混雑のストレスがなくなった」。一方、デメリットの1位は「就労先の選択肢が少ない」、2位には「キャリアアップの不安がある」で、仕事に関するデメリットが上位2つを占めるという結果になった。

デメリットの4位「イメージよりも生活コストがかかる」という回答に関連したコメントとして、「物価が上がり生活が厳しい」「生活必需品の値上がりに苦労している」というように、社会情勢が想定外となってしまったケースも見られる。ほかのコメントも見ると、「生活費以外の無駄な出費が減った」「コロナ禍の影響もあり、外食が減った」「物々交換で生活費が激減した」など、移住によってライフスタイルが変化した人も多いと見られている。

23.1.25news2

株式会社カケハシ スカイソリューションズ・プレスリリースより