堺市×明治安田生命×早稲田大学 地域連携ワークショップを開催

早稲田大学、大阪府堺市、明治安田生命保険相互会社は、2020年8月に3者合同の「堺市×明治安田生命×早稲田大学 地域連携ワークショップ2020」を開催すると発表した。同ワークショップは、地域が実際に直面している課題について、学部・学年が異なる学生たちがチームを作り、自治体関係者や地域住民へのインタビューを通じて解決策を練り上げ、提案する実践型ワークショップ。

学生たちは大阪の泉北ニュータウンを舞台に「今ある住宅を使った“理想の住まい”」をソフト面、ハード面から考え、公的賃貸住宅のリニューアル策の提案を目指す。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、従来実施していた現地でのフィールドワーク等は行わず、 最終報告会までを含めた全行程をオンラインにて実施する。

泉北ニュータウンは、まちびらきから50年以上経過し、人口減少や建物の老朽化などの課題が顕著になっている。中でも住宅の半数を占める公的賃貸住宅では老朽化が進み、入居者の少子高齢化や空き室の増加といった課題を抱えている。また今後、泉北ニュータウンの中核駅である「泉ケ丘駅」周辺には、近畿大学医学部や福祉系の短期大学が移転してくるため、学生が住む住宅の需要が増える。そこでこれらの課題を解決しつつ、学生を含む若い人が引っ越したいと思うような「今ある住宅を使った ”理想の住まい” 」を提案することが、今回のテーマとなっている。

20.07.30news2

泉北ニュータウンの街並み