港区の小中学校で、クラウド版デジタル教科書の活用に関する実証研究

港区教育委員会は、東京書籍とLentranceと連携し、小中学校におけるクラウド版デジタル教科書の活用に関する実証研究に、12月24日まで取り組んでいる。教科書を活用した学習履歴データ収集と分析を行う。

港区では、児童・生徒1人1台の端末環境になって2か月が経過する。同実証研究では、学習用ICTプラットフォーム「Lentrance」上で提供されるクラウド版デジタル教科書が、港区の児童・生徒に1台ずつ配備されたタブレット端末(iPad)や高速大容量のWi-Fi通信環境において、良好に動作するかを実証する。また、クラウド版デジタル教科書を利用した授業の実施や、自宅など学校外のネットワークからクラウド版デジタル教科書へのアクセス、学習履歴データの利活用などが実証される。 

実証研究では、東北大学大学院 情報科学研究科 堀田龍也研究室も学習履歴データの分析で協力し、12月14日から24日に行われる。研究対象校は港区立高輪台小学校、同麻布小学校、同六本木中学校の3校で、小学5年生の算数・社会・英語、中学1・2年生の数学などで実証する。

20.12.21news1

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