農業ベンチャーが筑波大附属小の「環境学習」を支援 アグリメディア

農業ビジネスを展開するアグリメディア(東京都目黒区)は、国立大学法人筑波大学附属小学校から保谷田園教場(東京都西東京市)の管理運営事業を受託し、業務をスタートさせた。アグリメディアが教育機関と連携して「農教育プロジェクト」を立ち上げるのは、東京ウエストインターナショナルスクール(東京都八王子市)と2020年春に第1号案件を開始して以来、2例目となる。全国122カ所で展開するサポート付き貸し農園「シェア畑」の運営などで培ったノウハウを生かし、児童たちの学びと成長につながる持続可能な環境学習を支援する。

筑波大附属小の保谷田園教場でアグリメディアが目指すのは、「児童の様々な感覚を育む環境学習」だ。畑、果樹園、自然木、教室、炊事場といった教場内の設備を活用し、自然環境のなかで児童たちが主体的に観察・行動できる環境を整備する。

畑や果樹園では有機農法を採用し、可能な限り持続可能な資材を用い、自然との調和を重視。今回の事業を通じ、自然や人に対して優しい心を持つ児童を育てることを目指している。また、農教育に精通した専門人材も配置するほか、緑地保全、農園塾などで活動経験を持つ従業員も参画する。

アグリメディアは、子どもたちの視点に立ち、多様性と独自性に富んだ農教育カリキュラムの開発に今後も努めるとともに、各地の教育機関と連携し、時代にマッチした新しい農教育のあり方を探っていく。

22.5.12news1

農教育プロジェクト事例:東京ウエストインターナショナルスクール(株式会社アグリメディア・プレスリリースより)