岡山大、産学連携拠点「KIBINOVE」を開設 レンタルオフィスや発想のための空間も用意

岡山大学は6月13日、先月オープンした産学連携拠点「岡山大学共創イノベーションラボ」、通称「KIBINOVE」(きびのべ)の完成記念式典を行った。

KIBINOVEは国の「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」の支援を受け、岡山大のメインキャンパスである津島キャンパス内に5月1日開設。

5階建てで、2・3階に共同研究用のラボ、4階にパートナー企業用のレンタルオフィスおよびコワーキングスペースが入る。1階には交流スペース、5階には発想のための「リフレッシュゾーン」、「リセットゾーン」などを用意。イノベーションの土壌を多面的に整えている。

「KIBINOVE」の名は、岡山大が古代の「吉備国(きびのくに)」の「辺(あたり)」に所在していることに由来。分野やセクターを超えた多様な人々が集い、語らい、協働することで、この地からイノベーションを生み出していくという願いが込められている。

式典では、那須保友学長がスピーチ。KIBINOVEの開設には、URAや事務職員、施設系技術職員らが主導的な役割を果たしたことに触れ、「新しい施設が担うべき役割を一番理解している人たちに信じて任せた結果、このような建物が完成した」と述べ、「地域社会や産業界との連携を一層強化し、大学の知を社会に還元する取り組みを積極的に進めていきたい」と語った。

14333_image_1_waifu2x_noise0_scale2xテープカットの様子。岡山大プレスリリースより