都の「大学等と連携した観光経営人材育成事業」に新たに3件が採択

東京都は10月16日、「大学等と連携した観光経営人材育成事業」に新たに3つの教育プログラムを採択したことを発表した。

「大学等と連携した観光経営人材育成事業」は、観光関連事業者の経営力向上と、それによる観光産業の活性化を目的に、都が2018年度から行っている事業。

都内に設置されている大学、大学院、専門職大学院、短期大学が開発・提供する、観光経営人材の育成プログラムに、年間最大1,000万円、最長3年間の支援を行う。

2024年度は、一昨年度に採択された立教大学、武蔵野大学、玉川大学の教育プログラムへの支援を継続するとともに、新たに以下の3つの教育プログラムを採択した(大学名「プログラム名」…プログラム概要)。

・淑徳大学「地域が誇る自然資源を活かした観光経営人材養成講座」…持続可能な観光(サステナブルツーリズム)の実現を目的とした、自然資源を活かした各種ツーリズムにおける観光経営人材の育成を目的としたプログラム

・武蔵野美術大学「VCP for Tourism Design Management」…アート等ソフト産業を中心とした新たな文化資源を見出す力とその価値を探求・創造する創造的思考力を身に着け、観光分野における「デザイン経営」人材を育成するプログラム

・城西国際大学「ナイトタイム観光サーティフィケイトプログラム開発に向けた講座」…都市観光の大きな魅力のひとつであるナイトタイム観光を事例に、実践的な観光経営についての学びを通し、観光経営人材として活躍するための視座を高めることを目的としたプログラム

都は支援を通じ、観光を取り巻く環境の変化に応じて事業展開を適切に方向づけることのできる人材を育成していきたいとしている。

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