山梨県、公立小学校の25人学級を5年生まで拡大

山梨県は12月9日、現在4年生まで導入されている公立小学校の25人学級を、来年度より5年生まで拡大する方針を示した。2026年度には6年生まで拡大し、全学年を25人学級とする。

山梨県は2021年4月、47都道府県で初めて公立小学校の1年生に25人学級を導入。順次拡大してきた。

県の「少人数教育推進検討委員会」においても、5年生以降も25人学級を維持すべきとの意見が多数であったが、教師不足と財源が課題となっていた。

教師不足については、当面の間は25人以上の学級もありとするなどの柔軟な運用を認めることで、また財源については、電気事業会計から「やまなし教育環境・介護基盤整備基金」への繰入金を増額することで、解決の目途が立ったことから、5年生への拡大が決定した。

来年2月、拡大を盛り込んだ来年度予算案が議会に提出される予定。

25人学級の拡大を発表する長崎幸太郎・山梨県知事。山梨県プレスリリースより