2023年度に設立された大学等発ベンチャーは396社 前年度から70社以上増加

文部科学省は2月14日、大学などを対象に行った「産学連携等実施状況調査」の結果を発表した。

同調査は、国公私立の大学(短大を含む)、高専、大学共同利用機関を対象に毎年実施。今回は2023年度の実績について尋ね、986の大学(うち国立86、公立108、私立792)、58の高専(うち国立51、公立3、私立4)、5つの大学共同利用機関(うち国立5)から回答を得た。

その結果、研究資金等受入額(共同研究・受託研究・治験等・知的財産)は約4,717億
円。前年度から約321億円(7.3%)増加した。

そのうち、民間企業からの研究資金等受入額は約1,482億円。前年度から約96億円(6.9%)増加した。

民間企業との共同研究実施件数は3万1,185件で、前年度から885件(2.9%)増加。1件当たりの平均受入額は約329万6,000円で、前年度から約7万1,000円(2.2%)増加した。

知的財産権等による収入額は約81.2億円。前年度から約16.1億円(24.7%)も増加した。

内訳でトップ(68.0%)を占めるのは「特許権」で、約55.2億円。前年度から約10.4億円(23.2%)も増加した。

大学等発ベンチャーの設立数についても396社と、前年度から71社(21.8%)もの増加が見られた。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://www.mext.go.jp/content/20250214-mxt_sanchi02-000040306_1-01-1.pdf

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