AIを会社に秘密で業務に利用する「シャドーAI」、AI利用者の半数が経験 民間調査
新規事業開発支援を手掛けるコーレ株式会社は10月17日、「シャドーAI」に関する調査の結果を発表した。シャドーAIとは、業務での利用を会社が認めていないAIを、社員が密かに利用すること。
調査は9月、業務でAIを利用している20~50代の会社員を対象に実施。1,001名から回答を得た。
会社規模と業務内容について尋ねたところ、会社規模については「5,001人以上」(21.8%)、「1,001~5,000人」(18.3%)、「101~300人」(17.4%)が、業務内容については「開発、情報システム」(17.3%)、「総務」(12.9%)、「営業」(12.2%)がトップ3となった。
勤務先におけるAI利用の規制状況について尋ねたところ、「条件つきで利用を許可」が60.4%で最多。「利用規制なし」(26.3%)、「全面的に利用を禁止」(5.4%)と続いた。およそ3分の2の企業でAI利用に何らかの規制があることが判明した。
「全面的に利用を禁止」、「条件つきで利用を許可」、「利用規制があるか不明」と回答した人(n=738)に、会社が許可していないAIを業務に利用したことはあるか尋ねたところ、「ある」が53.4%。「ない」(46.6%)を上回った。
「ある」と回答した人(n=377)にその理由について尋ねたところ(複数回答可)、「アイデアを得るため」(47.3%)、「業務効率を上げるため」(42.9%)、「好奇心で試してみたかったから」(41.4%)がトップ3となった。
1位と2位は、「条件つきで利用を許可」と回答した人では「アイデアを得るため」と「業務効率を上げるため」、「全面的に利用を禁止」と回答した人では「好奇心で試してみたかったから」と「他の従業員も密かに使っていると聞いたから」となり、規制状況により理由がやや異なることが示された(画像参照)。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000037237.html
コーレ プレスリリースより