幹部育成 スタートアップは6割強、大企業は8割弱が行うも中小企業は3割どまり

起業家支援を手掛けるベンチャーサポートコンサルティング株式会社は4月8日、経営者を対象に行った、経営幹部の育成・選定に関する調査の結果を発表した。

調査は昨年12月、全国の経営者を対象に実施。1,092名から回答を得た。内訳は、スタートアップ企業(創業5年以内)が14.6%、中小企業(従業員数300人未満)が66.8%、大企業(従業員数300人以上)が18.7%。

経営幹部をどのように選定しているか尋ねたところ(複数回答可)、トップ3は「経営層による選抜」(60.2%)、「実績などによる人事評価」(37.9%)、「社内推薦制度」(18.0%)となった。

スタートアップ企業では「社内公募」が15.1%、大企業では「外部から登用」が14.7%と、全体平均(それぞれ9.4%、8.6%)よりも高かった。

経営幹部の選考において、どのような能力を重視しているか尋ねたところ(複数回答可、3つまで)、トップ3は「リーダーシップ」(43.2%)、「意思決定力」(36.6%)、「実行力」(25.6%)となった。「問題解決能力」(24.1%)、「コミュニケーション能力」(23.7%)、「マネジメント能力」(21.3%)と続いた。

経営幹部の育成に向けた研修を実施しているか尋ねたところ、「実施している」は44.4%。4割を超えたものの、「実施していない」(55.6%)を下回った。

「実施している」は、スタートアップ企業では63.5%、大企業では77.9%に上った一方、中小企業では30.9%にとどまり、企業規模により格差があることが判明した。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000102050.html

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