「未来のモビリティエンジニア育成」に向け久留米工業大学と連携 パーソル

パーソルグループのパーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社と、学校法人久留米工業大学インテリジェントモビリティ研究所は、自動運転やコネクテッド、電気自動車などの次世代モビリティに必要な高度情報通信技術を学ぶ新しいカリキュラムを2023年度から開始することを発表した。

大変革期を迎えているモビリティ業界では、ダイムラーAGの世界戦略の柱として「CASE(ケース)」という造語が2016年に提唱されて以来、CASEの語源となった『Connect(IoT化)』『Autonomous(自動運転化)』『Shared & Services(カーシェアリングの浸透)』『Electric(EV化(電気自動車)の浸透)』という四大先端技術は、日々進化をとげている。こうした状況の中、開発を担うエンジニアの数はもちろん、以前よりも技術領域の理解の範囲も格段に広い理解が求められている。

こうした状況を背景に、パーソルプロフェッショナルアウトソーシングと久留米工業大学は、モビリティ産業を支える未来のエンジニアを積極的に育成すべく、短期的な講座だけでなく、次世代モビリティに必要な技術を学ぶカリキュラムの新設を長期的な同講座として決定した。同カリキュラムは、CASE・MaaSといった次世代モビリティに関する基礎技術を学ぶもので、自動車や航空宇宙工学をベースに、クラウドを活用したIoTやセキュリティの基本技術、自動運転を実現する各種センサの組み込み術、さらに、シミュレーションを駆使した開発手法であるモデルベースデザインの3科目を提供する。 

また、パーソルのエンジニアリング領域、「IT・モノづくり」両者の専門性を併せ持つProfessional Outsourcing SBUの各社は、これまで当該領域での知識・技術・現場経験を持っており、上記3科目の授業において、カリキュラムの策定や講義内容に関してアドバイス、アイディア提供などに協力していく予定だという。

22.8.26news3

在校生に体験してもらうべく、今年5月に実施した「次世代モビリティ/セキュリティ領域」をテーマとする特別講座の様子。(画像はプレスリリースから)

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