中小企業の4社に3社が人材面の課題に直面

M&A仲介を手掛ける株式会社fundbookは1月31日、中小企業の経営者を対象に行った「人材面の課題に関する調査」の結果を発表した。

少子高齢化に伴う労働力人口の減少は、中小企業の経営にどの程度影響を与えているのか調べた。

調査は1月、従業員300名以下の企業の経営者を対象に実施。308名から回答を得た。

人材面の課題の有無について尋ねたところ、「ある」は74.4%。昨年1月の前回調査(70.6%)から約4ポイント増加し、「特にない」(25.6%)を大きく上回った。

「ある」と回答した人(n=229)に、課題の具体的な内容について尋ねたところ(複数回答可)、トップ3は「スキルを持つ従業員の不足」(36.2%)、「従業員の高齢化」(30.1%)、「後継者がいない」(24.0%)となった(画像参照)。

優秀な人材や次世代人材の確保に苦労している様子が伺われた。

前回調査では2割を超えたのは上記3つだけであったが、今回は「慢性的な人手不足」(23.7%)、「求人への応募が少ない」(22.8%)、「従業員の賃金を上げられない」(20.5%)も2割を超えた。

課題解決に向けて行っている取組みはあるか尋ねたところ、「ある」は75.5%.「特にない」(24.5%)は上回ったものの、前回調査(それぞれ75.2%、24.8%)とほとんど変わらず、足踏み状態にあることが伺われた。

「ある」と回答した人(n=163)に、取組みの具体的な内容について尋ねたところ、「人材育成への投資」が22.7%でトップ。「採用活動の見直し」(21.0%)、「職場環境の見直し」(17.9%)、「他社との提携」(15.7%)と続いた。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000028576.html

fundbookプレスリリースより