リカレント教育の成否は本人の意志にあり 自身の価値を問い構築するキャリア

スマートアパレルの開発とそれを活用した製品・サービスの提供などを行うXenoma。代表取締役CEOの網盛氏は大手メーカーに就職後、アメリカへ留学。博士号を取得して社に戻り10年後に起業したリカレント起業家だ。自身の経験をふまえ、学びのあり方を語る。

社内留学制度を活用し
米国で博士号を取得

網盛 一郎

網盛 一郎

Xenoma Inc. Co-Founder&代表取締役CEO
1994年富士フイルム株式会社に入社し、一貫して新規事業開発に従事。2006年に社内留学制度を利用し、米・ブラウン大学大学院へ留学、Ph.D取得。2012年同社を退職後、東京大学・佐倉統研究室において科学技術イノベーション論を研究。2014年より東京大学・JST ERATO染谷生体調和エレクトロニクスプロジェクトにて伸縮性エレクトロニクス開発を行い、2015年11月にXenomaを創業。

衣類に身体の動きを認識するセンサーを搭載した、次世代スマートアパレル『e-skin』。その開発を手がけるXenoma(ゼノマ)CEOの網盛一郎氏は、国内大手メーカーに就職後、一貫して新規事業開発に従事する傍ら、社内留学制度を利用し2006年に米国ブラウン大学で材料科学の博士号を取得。帰国後は再び社に戻り、2015年11月に東大発ベンチャーとしてXenomaを創業した。リカレント教育を経て起業した網盛氏だが、留学に至った理由は大きく2つある。

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