留学生と子どもをつなぐオンライン学習で連携 朝日新聞とAPU

朝日新聞社で新規事業開発にあたるメディアラボと、立命館アジア太平洋大学(APU)は9月10日、朝日新聞が仮説検証を進める体験型オンライン学習事業「KIDEA(キデア)」において、連携協定を締結したと発表した。

「KIDEA」は、オンライン会議システムを使い、子どもたちが講師役の国際学生と楽しく交流しながら、主に英語でその国の文化を学ぶサービス。入学試験やTOEICなど各種検定を目指すのではなく、これからの世の中に必要とされるコミュニケーション力や多文化への関心を育てる。朝日新聞社内の新事業創出コンテスト「STARTUP!」をきっかけに始まり、現在約100人の子どもたちを対象に先行実施しながら、事業化に向けた検証を進めている。

今回、朝日新聞社とAPUは「KIDEA」において、講師役となるAPU在籍の正規学生である国際学生と子どもたちとのマッチング、英語教育・多文化交流体験のカリキュラム作成などについて幅広く連携を進める。外国人留学生と子どもたちの交流などを通じて人財育成・教育・新ビジネス創造を促進することを目指す。

主な取り組みとしては、APUの起業部をはじめとした正課外教育プログラムを「KIDEA」に提供するとともに、朝日新聞はAPUに教育実施の機会を提供。APU在籍の国際学生に「KIDEA」を紹介し、学生と国内の子どもたちとのマッチング・交流を推進する。また、教材やカリキュラム、提供する体験などについて共同研究を進め、サービスの質を向上させていく。

20.09.11news2