新入社員がもっとも無駄と感じる時間は「朝礼」
シチズン時計株式会社は12月13日、「社会人1年目の仕事と時間意識調査」の結果を発表した。
新入社員は仕事に対してどのような価値観を持っているのか、「時間」という角度から調べた。
調査は10月、全国の2024年春入社の大卒以上の正社員を対象に実施。400名から回答を得た。
会社で過ごす時間の中で好きな時間について尋ねたところ(複数選択可、2つまで)、「同僚・上司との雑談」が37.3%でトップ。「資料作成」(20.0%)、「スケジュール管理」(15.0%)、「研修・セミナー」(13.3%)と続いた。
一方、苦手な時間について尋ねたところ(複数選択可、2つまで)、「電話応対」が37.0%でトップ。「プレゼンテーション」(17.5%)、「社外の人との雑談」(13.0%)、「対面会議」(12.0%)と続いた。
無駄だと感じる時間について尋ねたところ(複数選択可、3つまで)、「ない」(40.3%)を除くと「朝礼」が23.5%でトップ。「コピー・ファックス」(13.8%)、「業務報告書作成」(12.8%)、「電話応対」(9.8%)と続いた(画像参照)。
「朝礼」は2017年の前回調査でも「ない」を除いたトップだったが、そのときは15.3%。そこから8ポイントも増加した。コロナ禍でテレワークや時差出勤が広まり、社員が一堂に会する機会が減ったことで、朝礼の必要性を感じにくくなったことが背景にあるのではないかとしている。
理想の勤務時間と休憩時間について尋ねたところ、それぞれ「8時間」(40.5%)と「1時間」(63.3%)がトップ。現実との隔たりは意外にも少ないことが判明した。
理想の会議時間は、「30分」(28.8%)がトップ。3位の「15分」(18.8%)と合わせると、30分以内の短時間での会議を好む人が半数近くに達した。
理想の通勤時間についても、トップの「15分」(27.3%)と次点の「30分」(26.3%)を合わせると、30分以内との回答が半数以上を占め、「タイパ」を重視する姿勢が浮き彫りになった。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000056373.html
新入社員に無駄だと感じる時間について尋ねた結果。シチズン プレスリリースより