桜美林大学、日本初の「ESG/サステナビリティ人材認定制度」を開始

桜美林大学は日本初の「ESG/サステナビリティ人材認定制度」ならびに「ESG/サステナビリティ人材育成プログラム」の提供を開始した。サステナビリティ経営とは、環境や社会のサステナビリティ(持続可能性)に配慮することで、企業自身のサステナビリティ向上を図る経営のことだ。環境(E)社会(S)企業統治(G)の頭文字をとってESG経営とも呼ばれる。

サステナビリティ経営の実践には「サステナビリティ人材」すなわち、環境問題や社会問題に関する知識を持ち、企業価値と社会価値を両立するサステナブルな経営戦略を立案し、具体的な行動計画を立てて目標達成を主導できる人材が必須となり、サステナビリティ関連求人は年々増加している。

しかし、教育機関におけるサステナビリティ人材の育成体制は充分ではなく、サステナビリティ人材の輩出が人材ニーズに追いついていないという社会的課題があった。このような社会的課題を解決するため、桜美林大学が開始したのが、日本初の「ESG/サステナビリティ人材認定制度」ならびに「ESG/サステナビリティ人材育成プログラム」だ。

「ESG/サステナビリティ人材認定制度」は、桜美林大学の提供するESG/サステナビリティ人材育成プログラムの受講生に対して、その知識や技能の習得度合を桜美林大学が審査し、所定の基準を満たす者をサステナビリティ人材として認定する制度だ。同認定制度におけるサステナビリティ人材は「初級」「中級」「リーダー」「気候変動人材」の4種類に分かれており、それぞれ対応するプログラムの受講が必要となる。

プログラムの第一弾として桜美林大学では、株式会社ソーシャルインパクト・リサーチと共同開発したプログラム「プレMBAサステナビリティコース ESG/サステナビリティ人材育成プログラム」を2023年2月4日より開講した。同プログラムの合格基準を満たした受講生には、桜美林大学の認定による「サステナビリティ初級認定証」が授与される。認定証については、ESG/サステナビリティプログラム協力パートナー企業とともに普及を図る。

今後、桜美林大学は「中級」「リーダー」「気候変動人材」向けのプログラムの開講を予定。また、企業、および自治体向けの気候変動サステナビリティ人材育成プログラムの提供、および気候変動サステナビリティ人材認定プログラムの提供も計画している。

23.2.24news2

桜美林大学・プレスリリースより