横浜国立大学、データサイエンス教育をベンチャーと共同研究

2022年08月24日

株式会社primeNumber（東京都目黒区）と横浜国立大学は、データサイエンス教育プログラムの開発における共同研究の契約を締結したことを発表した。横浜国立大学経営学部・田名部研究室との共同研究を通じて、2022年秋以降、同大学内で教育実践と効果測定を行い、教育プログラムの完成を目指す。さらに、この成果を日本国内の大学や社会人教育の場に展開して、日本全体のデータサイエンス能力向上に寄与することを目指している。

データサイエンス教育に関する社会的ニーズの高まりを受けて、横浜国立大学は国公立大学の経営・商学部では日本初となるデータサイエンス教育プログラム「DSEP」を2021年に開設している。一方、primeNumberは「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」をビジョンに置き、データ統合自動化サービス「trocco®」をはじめとする、データエンジニアリングに焦点を当てたサービスの提供を行なってきた。

今回、社会科学系データサイエンス教育においてもデータエンジニアリング力育成を強化したい横浜国立大学と、データエンジニアリングの裾野を広げるべく人材育成の展開を図ろうとするprimeNumberが協力し、ビジネスシーンにおける実践的なデータサイエンスプログラムを開発すべく共同研究を開始することになった。

今回の共同研究では、「primeNumberの提供するデータ統合自動化サービス『trocco®』の機能を活用した、データサイエンス教育向けデータセットの開発」、および「データサイエンス教育デザイン、教育方法、教育技術の開発および効果検証」を計画している。開発した教育プログラムの検証は、横浜国立大学における教育実践を通じて行う予定だ。また、開発した教育方法・技術を社外・学外に広く展開し、社会全体のデータサイエンス能力向上に貢献していく。

22.8.24news1