桜美林大学、新しいスタイルの教育学「教育探究科学群」を開設
桜美林大学(東京都町田市)が文部科学省に申請していた新学群「教育探究科学群」(入学定員150名、収容定員600名)が認可され、来年4月に開設する。
昨今、予測不能な出来事が続き社会が急速に変化する中で、教育のカタチも大きく変わっている。教育は多様化し、新たな教育支援機関や教員以外でも教育を支える機会が増加し、これまでの教育の枠にとらわれない人材が求められている。桜美林大学はこのような時代に対応できる力を育むために、新しいスタイルの教育学「教育探究科学群」を同大学初の教育学分野の学群として設置した。
教育探究科学群では、教育学的視点と学術に裏打ちされた高度なリサーチ手法により、実践的なカリキュラムを掛け合わせる。教育社会学と教育心理学を中心に教育学とその周辺領域を学ぶとともに、好奇心と探究科学に基づく自己変革力と、周りの良い変化を促す発信力を高める「教えて学ぶ」という教育学的学びを実践していく。
なお、教育探究科学群の構想については、学生団体ASPIREも参画。同団体は、国連と世界の大学を結ぶUnited Nations Academic Impact(UNAI)において、国内外の大学生間連携を促すプログラムとして2010年より開始、様々な大学にある学生団体であり、個別大学での活動と同時に国際的な舞台ではASPIRE JAPANとして大学の枠を超えて協働している。また、ASPIREは学生の成長のための様々なプロジェクトの総称でもある。
桜美林大学は「教育探究科学群」の開設によって、教育学の知見と実践を通して人の成長や豊かな社会の在り方を探り、今の時代に合った方法で発信し、より良い未来へ導いていく考えだ。
桜美林大学・プレスリリースより