名古屋大・岐阜大、ドワンゴ、KADOKAWA 大学DXで連携

株式会社ドワンゴおよび株式会社KADOKAWA(代表取締役社長:夏野剛)は、岐阜大学、名古屋大学を設置する国立大学法人 東海国立大学機構と提携し、東海国立大学機構が掲げる「デジタルユニバーシティ構想」に基づいて、高校生を中心とした次世代へのSTEAM教育や社会人を中心とした専門性の高いリカレント教育を展開することを中心に、大学機能の拡大に共同で取り組むことに合意した。

今回の合意に基づき、東海国立大学機構が注力している社会課題解決のための最先端の研究を中心とした講義コンテンツを、ドワンゴとKADOKAWAが運営支援しているN高等学校・S高等学校の生徒をはじめ広く社会に提供し、先端技術の意義や重要性をリアルに感じてもらうことで、学習意欲の向上を図り、将来のイノベーションエコシステムを支える人材を育成する。

一方で社会人向けには、動画配信事業に取り組んできたドワンゴが、東海国立大学機構が取り組んでいる社会人向けのデータサイエンティスト教育を支援することで、オンラインを活用したリカレント教育の効率的・効果的な運営方法を共同開発し、他大学や教育機関に利活用できるよう提供していく。

包括的提携の背景として、国立大学法人として日本初の2大学からなる東海国立大学機構は、2大学の法人統合を機に「デジタル技術を活用して、学生・教員だけでなく、社会の様々な人々に大学が持つ知とネットワークを提供することを目指す『デジタルユニバーシティ構想』」を推進しており、新たな大学サービスの創出に向けて、企業等との協業を検討してきた。

一方、ドワンゴは、2006年より「ニコニコ動画」で動画コンテンツの配信およびユーザーコミュニティの醸成を事業として行ってきた。同社開発のネットを活用した教育コンテンツ配信プラットフォーム「N予備校」などの教育分野でも、動画・ライブ配信およびコミュニティ醸成の活用実績を重ねながら、配信技術・ノウハウをさらに拡張していく機会を検討していた。

こうした背景から「デジタルユニバーシティ構想の推進」と「教育現場で動画配信サービスのさらなる利用機会の拡大」を目的に、それぞれが持つ機会、経験を組み合わせることにより、新たな教育サービスの開発が可能との結論に達した。

22.7.25news3

株式会社ドワンゴ・プレスリリースより