高校生1200人を対象にした「創造性」についての調査を発表 アドビ

アドビ株式会社は11月25日、日本の高校生の創造力(クリエイティビティ)に関する意識調査の結果を発表した。この意識調査は日本の学校に通う高校生 1,200人を対象に、創造力への認識、創造力に影響をあたえる要因、活動実態などを調べるため実施したもの。

調査の結果、創造力の有無に関する自己認識について、自分は創造力が「ある」と答えた高校生は55%で、「ない」を上回った。また、「自分は創造力がないと思う」人の63%が小学校高学年から中学生の間で自信を失っていることが示された一方で、「創造力があると思う」人もその多くが小学校高学年から中学生の間で自信を得たと回答した。

創造力に自信をなくした時期は、「中学生になってから」が37%で最も多く、続く「小学校4〜6年生頃」(26%)を含めると、自分は創造力がないと思う人の63%が小学校高学年から中学生の間に自信を失っていることが浮き彫りになった。また、最初は自信を持っていたのに途中で自信をなくしてしまった人の間では、小学校高学年から中学生の間で自信を失った人が約80%を占めることがわかった。

一方、創造力に自信を持った時期への回答でも同様に、小学校4年生から中学3年生までの6年間が多数を占めた。内訳は、「中学生になってから」が29%で最も多く、続く「小学校4〜6年生頃」(28%)を含めると、自分は創造力があると思う人の57%が小学校高学年から中学生の間で自信を得ていた。

アドビでは、創造力を育てる鍵は小学校4年生から中学校3年生にあり、と言うことが調査から明らかになったとしている。

20.11.26news3