大阪公立大、塩野義製薬と連携協定を締結

大阪公立大学は3月3日、塩野義製薬株式会社と包括連携協定を締結した。感染症分野の教育研究で連携し、今後起こり得るパンデミックに備える。

大阪公立大は、大阪市立大学と大阪府立大学の統合により2022年4月に誕生した大学。2023年2月には大阪府・市からの要請にもとづき「大阪国際感染症研究センター」を設置。「行政連携部門」も有し、政策支援、政策提言を含む幅広い観点から感染症対策に取り組んでいる。

一方、塩野義製薬は「感染症の脅威からの解放」をマテリアリティに掲げ、新薬を通じたその実現に向け、60年以上取組みを続けてきた。

いずれも大阪に拠点を置き、感染症分野に対する研究開発に取り組んでいることから、両者はこれまでも、急性呼吸器感染症の診断技術開発や、臨床研究ネットワークの構築などで連携してきた。

今後は共同で教育研究や政策提言を行うことで、パンデミックに対する効果的な備えを実現する。大阪府・市、ひいては国内外の公衆衛生体制の強化を通じ、人々の健康の維持・増進に寄与したいとしている。

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