九州大学、NTT西日本の大学教育DX支援を全国の大学へ初展開

国立大学法人九州大学と公立大学法人広島市立大学、および西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は、ラーニングアナリティクス(以下、LA)に関する共同トライアルを実施する。

新型コロナウイルスの影響により、大学においては従来の通学を前提とした授業からの大幅な転換が必要になっている。リモート授業による学びの継続、感染防止対策を講じたうえで可能な限りの対面授業の実施、オンラインでの海外留学の代替実施等の対応が行われている。このような中、今後、対面授業とリモート授業を組み合わせたハイブリッド型教育への流れは不可逆的であり、DXによりさらに多彩で効果的な学修機会の創出・提供によるニューノーマルに対応した新たな大学教育の在り方が求められている。

九州大学は2014年より最先端のオンライン授業を全学へ提供、2020年度後期には約4,800科目のオンライン講義を実施した。2021年4月には、LAセンターを設立し、教育データの分析研究を通しエビデンスに基づく教育の推進を行い、教育・学修の改善に貢献している。

このような背景を受け、九州大学とNTT西日本はLA技術の活用により、個人の主体的な学修や個別最適化された学修指導、特色ある学校づくりにより大学教育のDXを支援する取組みで連携することとした。

この九州大学とNTT西日本のLA教育分野の連携を全国の大学へ展開する初の取組みとして、広島市立大学を実証フィールドとした共同トライアルを2022年4月より本格実施する。

21.12.7news2

NTT西日本・プレスリリースより